教師塾 blog

思慮深く、大胆に書きます。

第7回 教師塾 への想い(西尾)

第7回教師塾は読書会という形になっています。

自分が思う読書の意義、皆で共有する意味などについて書かせて頂きました。

イベントページにも書かせて頂きましたが、こちらにも残しておこうと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は一冊の本を読むと、いくつかのキーワード(腹落ちした気づき)、を少しの間、持ち歩いて生活するようになります。

そのキーワードを持ち歩いて、実生活の中で物事を考えると納得・解決できることが出てきます。

それが当たり前になると、キーワードは馴染んでいき、また次の課題が見えてきて本を読むといった具合で繰り返します。

読書の良さはこういったところにあるのではと思っています。

 

この『「普通がいい」という病』

『「普通がいい」という病』(泉谷 閑示):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部

を読んだ際は、何度も、何度も背中を押されました。

自分という存在と対話を繰り返すキッカケを与えてくれて、より深く自分という存在を捉えようとするようになりました。

自分が悩んでいたことが、生きていれば一度はぶつかることであると、ココロとアタマとカラダで理解できるとフッと楽になることがありました。

また、自分の行動が実は傲慢なことだったりと気づくことができました。

 

参加された皆さんに何か課題があったとき、

自分一人の課題でないことに気づいたり、

我慢しなくても良いことだったり、

押し込めなくてもいい想いだったことに、

皆で気づき合え、

気づきのキーワードを次の日から持ち歩けようになれれば嬉しいです。

 

第7回 教師塾 〜『「普通がいい」という病』を読む会〜 へ向けて(西尾)

8/5(日)に第7回教師塾の開催が決まりました。

形式としては読書会ですが、読んだ人も読んでいない人も参加できます。

 

bookclub.kodansha.co.jp

この本を持参して頂ければ誰でも参加できます。

この本は、まえがきと10回の講義という形で構成されています。

ですので、通読せずともそれぞれの箇所で気づきが得られ、読書会をしやすい構成になっていると思っています。

開催するにあたり、この本のまえがきと10講についての記事を書いていこうと思います。

自身の考えを事前に発信しつつ、興味を持って頂ければ嬉しいです。

 

[まえがき]

p.3 はじめに

この「角」は、何しろひときわ目立ちますから、他人は真っ先にその「角」のことを話題にしてきます。

動物としての習慣からでしょうか、集団の中で「角」のためにつつかれたり冷やかされたりして、周囲から格好の餌食にされてしまうこともあります。そんなことが繰り返されますと、いつの間にか「この『角』があるから生きづらいんだ」と思うようになる人も出てきます。

ここでいう「角」とは、その人がもともと持っている人としての特徴、アイデンティティという言葉で表現しても良いでしょうか。

自分の「角」を表面に出して行くタイミングなどが上手い人や、

自分に「角」があることなどに全く気付かず猪突猛進できる人以外は、

この「角」をあーだこーだ言われた経験があるかもしれません。

私が思うに、「角」を折られてしまった人は、

「角」がある人を羨ましく思う傾向があるのではと感じます。

みんな違った「角」を持ち、認め合い、それぞれの持ち場やタイミングでうまく使いながら助け合っていけばいいのに・・・・とは思うのですが、なかなかそうはいかないこともあります。

それは、どこかで「角」を隠さざる得なくなったり、へし折られてしまったりした人が少なからずいるでしょう。

そして、「角」を丸くしたくないのに、我慢して丸くしている人が、自分でもそうとは気付かず・・・自己不全感に包まれてしまっているのかもしれません。

 

「角」の存在のせいで、苦しんでいる人、

もう一度、「角」を磨いてみようと思う人はこの先に書いて行くブログを見ていただいても良いですし、この本を購入し、はたまた、教師塾へ足を運んでいただけたら嬉しく思います。

 

おわり

 

教師塾 活動理念 2018.3.20

教師塾

[活動形態]:非営利団体
[活動内容]:学習会・交流会
[活動理念] 「学校の教員と、そうでない人(教師)が学び合う場所を作りたい。」

その学校で、目の前にいる子たちと接するプロが教員です。 自分の持てるものを駆使して、誰かを支えたり、何かを教えたり、伝えたりする人を教師

とします。

先生は、「先に生きている。」これ以上も以下もないと考えています。 学び手が「この人は私の先生だ。」と決めたとき、そう決められた人は先生になります。 また、先生は先に生きる人として、その人それぞれの歩幅で着実に行動し、学び続けられ る人であればよりステキです。

教員、教師は共に学び合い、気づき合える場、 自分に合った先生に出会う場所が「教師塾」です。

教員は頑張る人ほど、学校にいる時間が多いです。 だから、視野を広げるためにも、学校のことを学校の中だけで考えてしまうのではなく、 多くの立場の教師(大人も子どもも)が集まって考えられたらよいと思うのです。 多くの人が学校を経験し、社会に出ていきます。 教員は学校しか知らないという方も少なくないです。 学校から社会に旅立つ、子どもたちのほとんどは学校の教員になりません。 学校にいた子どもたちは、学校以外の場所で多様な経験をします。 その経験を教師塾でアウトプットしてほしいです。

学校の教員であるあなたは、学校内のことを共に考えたり、 設定されたテーマを学び合うことで、新たな気付きにつながります。 教師であるあなたは、あなたが大切にしてきたこと、していくことを現場の教員を通して、 子どもたちに伝えてください。 教師塾を通して参加者同士が、人としての魅力に磨きをかけ、子どもたちがより良い方向 に進んでいくために影響を与え合う場にします。

学び取ることは、人それぞれです。

教師塾の学習会の中で何に気付き、日常生活にどこまで落とし込めるかを大切 にします。 その中で教師塾に集まった仲間でしか気づけない何かを見つけるために活動し ていきましょう。

第6回 教師塾 振り返り(西尾)

第6回教師塾のテーマは

「学び方を学び、学ぶ人を支える。」

f:id:gt_24_o223:20180318215233j:image

でした。

Keramago Works 白川陽一さんを講師に招いて共に学びました。

 

今回の題材は体験学習。

http://e-eap.com/contents/cm_06/cm06_09/cm06_09_02.shtml

言葉にするなら、

「体験学習のサイクルをゆっくりと4時間かけて回した。」

となるかなと思います。

 

人はこのサイクルを無意識に回しています。

その中でうまくいくこと、いかないこと、何度も失敗すること、1度の失敗で済むことなどが出てきます。

こうして人は少しずつ成長し、新たな課題を楽しみながら、省みながら生きているのだと感じました。

 

このサークルは、一人で回すこともあれば、対という関係、3人以上の集団で回すこともあるように思えます。

 

個人としてどこか一箇所が苦手でも、他者との関わり合いの中で、サイクルが回っていけば人は生きていける。

体験学習のサイクルは、

その人がどんなタイプの人なのか?

何に長けていて、何が課題なのか?

を教えてくれるものだとも感じました。

 

まとめのところで、白川さんから

「やらない(not do)という体験もある。」

というキーワードがありました。

学びを支える側は、

何を与えようか?

何をしようか?

何をしてあげようか?

何を教えようか?

と考えがちかもしれません。

しかし、

〇〇をする。という選択肢がある中でやらないことがからもフィードバックは得られます。

人はなければ生み出します。

その人らしさを引き出すことを考えるなら、

いつもいつもある状態というのも考えものだと感じました。

”やらない勇気”が貴重な体験につながることを再確認できました。

 

次回の8月の教師塾は、絶賛企画中です。

・この人からこんなこと学びたい!

・こんな持ち込み企画はどうですか?

などなどお気軽にご連絡ください。

 

教師塾スタッフ 西尾

第5回 教師塾

本日は第5回教師塾でした。

以下、西尾が気づいたことを記していきます。

 

・質問は、聞き手側のためのもと、話し手側のためのものがある。

 

・興味をもつことも大切だけど、まずは聞いてみる。(質問をしてみる。)

 

・(よく考えて、理が通る内容で)言いたいことを言うことが出来、他者が言いたいことを、自分が言われやすいこと状態のの両立が出来ることが理想だと再認識した。

 

・学校(他の環境でも)では、コミュニケーションをもってコミュニケーションを学ぶ機会が少ない。

 

・コミュニケーションは、コミュニケーションを持ってでしか学べない?

 

・他者との意見の違いから、合意形成をとるだにコミュニケーションをとることは大切なことの一つだが、常に(無理に)向き合い、わかり合う必要はない。

 

・対と、対以外では、コミュニケーションに大きな差が出てくる。それは、人は同時に二つ以上のことに気を配らないことからだと思われる。

 

・聞くことの重要性を意識した後の懇親会では、聞くことに重点を置くので、聞ける(気がする)、

 

・学ぶことに主体的なことは、学ぶことの前提である。

 

 ・人と人が関わり、わかり合うことの可能性はかはり知れない。

 

教師塾 西尾

第4回 教師塾振り返り と 教師塾の役割

[振り返り]

第4回教師塾のテーマは、

マインドマップを通した自己理解」でした。
マップを書くための基本事項を学ぶと共に、
自己理解につなげるべく、”しあわせ”についてや、現状の”悩み”や”困り感”をマップにまとめました。

f:id:gt_24_o223:20170824191946j:image

自分と向き合う。

マップにしたものを共有する。

アイディアを出し合う。

年代毎や職業毎での違いを知る。

解決のために明日からやれることを考える。
という流れでした。

定期的に現状把握や、振り返りのツールにしていきたいです。

 

また、今回は高校生の参加や、親子で参加して頂けました。

誰もが、共に学びやすい場所になっていることに嬉しく思います。

 

[役割]

 f:id:gt_24_o223:20170824194509j:image

教師塾の役割は、多様な立場の大人や子どもが集まって学ぶ場所になることです。

そして、学校、職場、家庭などの日常に変化をもたらせることが出来ればと考えています。

 

さらに、過去の参加者やこれから参加してくれる方々に学ぶことを通して、力にになりたいと考えています。

 

学ぶことは目的でなく、手段です。

ここで学んだ内容を、日々の生活に落とし込むことで、さらに生活が豊かになったり、困り感の解消に繋がればと考えています。

 

共に学びたいことや、

困っていることなどを気軽にご意見頂けると嬉しいです。

Facebookページには、メッセージアイコンを作りました。

https://www.facebook.com/kyoshizyuku/

 

また教師塾のメールアドレスも設けましたので、気軽にご連絡ください。

mail:kyoshizyuku@gmail.com

 

教師塾 2017.7.26

『学校の教員が様々な”先生”と交流し、学び合う場所をつくる。』 先生は、「先に生きている。」これ以上も以下もないと考えています。 先に生きる大人として、人として魅力ある人が“先生”です。
どんな先生が魅力的か?
着実に一歩ずつ行動でき、学び続けられる人です。
ということは、どんな人だって”先生”になりうるということです。
それぞれの学校で、目の前にいる子たちと接するプロが教員です。 教員は頑張る人ほど学校にいる時間が多いです。
だから、視野を広げるためにも、苦しいことをかかえこまないためにも、学校のことを学校の中だけで 考えるだけではなく、様々な立場の大人が集まって考えたいのです。 多くの人が学校を経験し、社会に出ていきます。
教員は学校しか知らないという方も少なくないと思います。
学校から、社会に旅立つほとんどの子どもは、学校の教員になりません。 学校にいた子どもたちが大人になり、学校以外の場所で様々な経験をしています。 その経験をアウトプットしてほしいです。
学校の教員は、学校内のことを学校外の人と考えることで、新たな気付きにつながります。 教員ではない”先生”は、あなたが大切にしてきたこと、していくことを現場の教員を通して、子どもた ちに伝えてほしいです。
「教師塾」を通して参加者同士が、”先生”としての魅力に磨きをかけ、子どもたちがより良い方向に進 んでいくために影響を与え合う場になればと考えています。