『「普通がいい」という病』第1講 読書感想part1
第7回教師塾まであと一ヶ月ほどです。
「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)
- 作者: 泉谷閑示
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/21
- メディア: 新書
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今回はこちらの本の読書会です。
こちらの本は、第1講〜第10講の連続講義形式になっています。
どこから読んでも、学びある一冊です。
各講での大まかな流れや、引用をしながら私(西尾)が読んだ感想を書いていこうと思います。
まずは第1講から。
「不幸印のギフト〜病・苦しみの持つメッセージ〜」
第1講は、正常と異常についてから健康、葛藤や悩みについて。
また「癒し」という言葉についても語られています。
この章では、病気と健康、異常と正常の境目に線はあるのか。
はたまた線を引くべきなのか。
そんな話からスタートします。
私は教員なので、学校の中で例を出せば、
「あの子は発達障害です。配慮お願いします。」
という情報が共有された途端に関わり方が変わってしまうようなことがあったとします。
どの子にも、
出来ること・出来ないこと、
好きなこと・嫌いなこと
がある。
私はそれだけであると思っていますが、
その好き・嫌いによる私たちの学校内での”困り感”が
(どうしても授業で寝てしまう、服装が乱れる、奇声を出したくなるなど)
「普通ならあんなことにはならないだろ・・・」
という”普通”という言葉を使った線引きに他ならないのではないかと思います。
結局のところ線を引いているのは誰なのでしょう?
続く・・・